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シリコン vs 生理食塩水乳房インプラントの利点と欠点
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シリコン vs 生理食塩水乳房インプラントの利点と欠点
豊胸手術は世界中で非常に人気のある美容施術であり、ここ韓国でもその傾向は変わりません。江南のHuman 美容外科には、人生を大きく変えるこの一歩を検討される多くの女性が来院されています。しかし、手術日や切開部位を決める前に、多くの方が最も悩まれるポイントがあります。
シリコンインプラントと生理食塩水インプラント、どちらを選ぶべきでしょうか?
これは単なる技術的な違いではありません。選ぶインプラントの種類によって、仕上がりの自然さや年齢を重ねたときの変化、毎日の快適さや自信の持ち方など、短期的にも長期的にもさまざまな影響があります。
多くの女性にとって、この選択は感情的・文化的な意味合いも持ちます。韓国では、自然な美しさや傷跡の目立たなさが重視されるため、患者様は細部にまでこだわりを持たれることが多いです。そのため、Human 美容外科ではインプラント選びを「科学」と「芸術」の両面から考えています。
この大切な選択をサポートするために、それぞれのインプラントの本当のメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。また、当院が長年培ってきたオーダーメイド豊胸手術や先進的な内視鏡技術の経験をもとに、素材だけでなく、ご自身の体や理想、ライフスタイルに合った選び方についても詳しくご説明します。
患者様がインプラントの種類についてご相談される際、本当に知りたいのは「自分にとって一番自然で美しく感じられるのはどれか?」ということです。その答えは、皮膚の厚み、乳腺組織の密度、筋肉の構造、生活習慣、そして美に対する文化的な価値観など、さまざまな要素によって変わります。
例えば、20代後半のフィットネスインストラクターで、引き締まった体型の方の場合、運動時にインプラントが目立ったり、波打ったりしないことが重要です。そのため、シリコンインプラントが適していることが多いです。一方、40代で出産を経験されたお母様が、妊娠後のボリュームを取り戻したい場合は、手術中にボリューム調整ができる生理食塩水インプラントが向いていることもあります。
さらに、感情面や文化的な背景も大切です。韓国では、派手な変化よりも、さりげなく上品な仕上がりが好まれる傾向があります。他人には気づかれないほど自然でありながら、ご自身にとっては大きな変化を感じられることを望まれる方が多いのです。そのため、私たちはカウンセリングをデザインセッションのように捉え、仕上がりが意図的でありながらも自然に馴染むことを大切にしています。
これは、オーダーメイドの服を選ぶことに似ています。サテンもウールも美しいですが、着る人によって見え方や動き方が異なります。インプラントも、単にボリュームだけでなく、体型や動き、長期的な安定性まで考慮して選ぶことが重要です。
シリコンインプラントは、自然な乳房組織に近い感触を持つコヒーシブシリコンジェルで満たされています。韓国をはじめ世界中で長年使用されており、多くの医師や患者様に選ばれ続けています。
自然な質感と見た目
シリコンインプラントは特に筋肉の下に挿入した場合、柔らかく本物の胸のような感触が得られます。体の動きに合わせて自然に動き、触っても気づかれにくいのが特徴です。
波打ち(リップリング)が少ない
ジェルがしっかりまとまっているため、皮膚の下でインプラントの波打ちが目立ちにくく、特に胸の組織が薄い痩せ型の方に適しています。
「グミベア」インプラントの安定性
最新のコヒーシブシリコンインプラント(通称「グミベアインプラント」)は、切ったり圧迫したりしても形を保ちます。これにより安全性と形状の安定性が高まります。
幅広いデザインの選択肢
シリコンインプラントは形や高さ(プロファイル)のバリエーションが豊富で、ご希望に合わせて細かく調整できます。
やや大きめの切開が必要
シリコンインプラントはあらかじめ中身が入っているため、挿入時に少し大きめの切開が必要です。ただし、当院のHD内視鏡技術により、傷跡は最小限で目立ちにくく仕上げることが可能です。
「サイレント破損」の可能性
生理食塩水インプラントと異なり、シリコンインプラントが破損してもすぐには気づきにくい場合があります。特に5~10年経過後は、定期的な超音波検査やMRIによるチェックをおすすめします。
費用が高め
素材の品質や製造工程が複雑なため、シリコンインプラントは一般的に費用が高くなります。
生理食塩水バッグは、シリコン製の外殻の中に滅菌された塩水(生理食塩水)が入っているインプラントです。アメリカでは長年人気があり、今でも特定の患者様にとっては独自のメリットがあります。
小さな切開で挿入可能
生理食塩水バッグは体内に挿入した後に塩水を注入するため、最初の切開が小さく済みます。傷跡が気になる方には嬉しいポイントです。
手術中に容量調整が可能
手術中にバッグの塩水量を細かく調整できるため、左右の胸の大きさの違い(非対称)を修正する際に役立ちます。
破損時の発見が容易
万が一バッグが破損しても、塩水が漏れることで胸がしぼみ、すぐに異常に気づくことができます。交換も比較的簡単です。
費用が比較的安価
生理食塩水バッグは一般的にシリコンバッグよりも費用が抑えられるため、若い方や将来的に再手術を考えている方にも選ばれています。
自然な感触がやや劣る
生理食塩水バッグはやや硬く感じられ、特に痩せ型の方では丸みが強調されることがあります。
波打ちやしわが目立ちやすい
生理食塩水はシリコンジェルよりも流動性が高いため、皮膚の上からバッグの波打ちやしわが見えやすくなることがあります。
韓国ではあまり一般的ではない
韓国では、柔らかく自然な仕上がりが好まれる傾向があり、より自然な感触のシリコンバッグを選ぶ方が多いです。
Human 美容外科では、単にインプラントを挿入するだけでなく、全体のバランスや調和を大切にしています。豊胸手術は、まず丁寧なカウンセリングから始まります。現在の体型だけでなく、お客様がどのような仕上がりを望んでいるかをしっかり伺います。自然なボリュームアップを希望されますか?それとも、より豊かなバストラインを目指していますか?出産後のボリューム回復や、劇的な変化を求めている方もいらっしゃいます。
また、最新の3Dシミュレーション技術を使い、仕上がりイメージを確認しながら、胸郭やバストの土台、皮膚の柔軟性に合わせてインプラントのサイズや形を選定します。手術中は、HD内視鏡システムを活用し、
出血や組織へのダメージを最小限に抑える
インプラントを正確な位置に配置する
カプセル拘縮(インプラント周囲の硬化)などの合併症リスクを減らす
このような高い精度があるからこそ、同じインプラントを使っても、執刀医によって仕上がりが大きく変わるのです。そのため、私たちは素材選びだけでなく、手術そのものの技術や美的センスも重視しています。
豊胸インプラントは一生ものではありません。多くのメーカーは10〜15年ごとの交換を推奨していますが、実際には患者さま一人ひとりの状況によって柔軟に対応できます。20年以上美しい状態を保つ方もいれば、ライフスタイルの変化や美的な希望の変化に合わせて、より早く再手術を選ばれる方もいらっしゃいます。
この時期を、私たちはよく高級スポーツカーの所有に例えてご説明します。高級車が定期的な点検やメンテナンスを必要とするように、インプラントも定期的なチェックが大切です。特にシリコンインプラントの場合、画像検査をしないと気づきにくい“サイレント破損”が起こることもあります。
Human 美容外科では、安心して長くお過ごしいただけるよう、長期ケアプランやデジタル画像検査による定期チェックをご用意しています。これらのフォローアップにより、インプラントがしっかりと機能し、見た目も美しく、ご自身が満足できる状態を保てるようサポートします。
アスリートやダンサーの方は、動きやすさや快適さを保つために、将来的にサイズダウンや軽量なインプラントへの変更を選ばれることがあります。
40〜50代のお母さまは、授乳後に上部のボリュームが減った場合、再手術でふっくら感を取り戻すことを希望されることがあります。
年齢を重ねて自然に美しくありたい方は、再度の豊胸手術ではなく、やさしいリフトアップを希望されることもあります。
どのケースでも大切なのは、主治医との継続的なパートナーシップです。Human 美容外科では、豊胸手術を単なる施術ではなく、患者さまとの“関係”と考えています。手術が終わった後も、私たちは一緒に歩み続け、インプラントがあなたらしい美しさとバランス、自信をずっと支えられるようサポートします。
シリコンインプラントと生理食塩水インプラントのどちらを選ぶかは、正解や不正解があるわけではありません。大切なのは、ご自身の理想やライフスタイル、そして体のニーズに合った選択をすることです。そのためには、率直で十分な情報に基づいた話し合いが欠かせません。
Human 美容外科では、患者様が自信を持って選択できるよう、最新の技術と安全な手術方法、そして患者様の声に耳を傾ける医師がサポートします。
私たちは、最適な選択が人生を大きく変える瞬間を何度も目にしてきました。例えば、30代の若い女性の患者様は、長年ぴったりした服を着ることに自信が持てずに悩んでいました。丁寧なカウンセリングと診察を経て、自然で控えめな仕上がりを希望し、シリコンインプラントを選択されました。2年後、彼女は「変化は見た目だけでなく、仕事でリーダーシップを取る自信や、外見を気にせず社交の場を楽しめるようになった」と話してくれました。